チェーン製品について
チェーンが完成するまで
このページではネックレスチェーンが完成するまでの製造工程をご紹介致します。チェーンの元になるプラチナやゴールドの貴金属を溶かしこみから、貴金属線の成形、デザイン、検品まで。チェーンが出来上がるには多くの工程と加工を行う職人が携わっています。
ステップ01 溶解~ようかい~
まず最初にチェーンの素材となるプラチナ・金・銀・銅・パラジウムなどの貴金属を精密な温度管理のもとで溶かしこませ、チェーン加工に最適な合金を作り出します。ミリグラム単位で各素材の重量を配合して、作り出す素材に合わせて職人が温度調整をしていきます。
プラチナやゴールドは非常に柔らかい金属でそのままでは加工しづらく製品の強度も強くありません。そのため、他の貴金属を少量混ぜて強度、色あいなどを調整します。ネックレスチェーンに使われる貴金属には一般的にK18ゴールドやプラチナ850などの合金が多く流通しています。
ステップ02 圧延~あつえん~
金属加工方法のひとつ。ローラーに絡めながら引き延ばしたり、2つのロールを回転させながら貴金属を挟みつぶし伸ばすことにより板状または糸状にして鍛えていく加工。この工程を適切な管理のもとに行わないとこれからネックレスチェーンになる素材の品質が落ちてしまい切れやすくなったり、強度が弱まるため重要な製造工程になります。
最終段階では1回機械に通すことで約0.05mm細くなります。1mmの棒状のプラチナを0.1mmにするためには約20回近くローラーを繰り返す必要があります。制作予定のデザインに合わせてプラチナ糸に力を加えて引き延ばしていきます。しかし圧力をかけるだけでは金属の分子がつぶれてしまうため、途中で何度も熱を加え分子の並びを整えながらさらに伸ばし鍛えていきます。
下から吸い込まれたプラチナ糸は高温で加熱されて分子の配列を整えられて上から出てきます。
このような金線、プラチナ線の束はブランドやメーカーの注文が入ると素材を探してきて、次の工程(製鎖~せいさ~)になります。これだけの時間がかかっても、まだまだチェーン本来の形ま出来上がっていない状態です。
それをぐるぐる巻きつけて保管します。このような金線、プラチナ線の束はブランドやメーカーの注文が入ると素材を探してきて、次の工程(製鎖~せいさ~)になります。これだけの時間がかかっても、まだまだチェーン本来の形ま出来上がっていない状態です。この段階に来るまでに1~2週間はかかります。
貴金属チェーンは別名「マシーンチェーン」と呼ばれ(機械が組み上げるから)ていますが、自動でチェーンが出来上がるのではまったくないんですね。いよいよ次はチェーンの形が出来上がる瞬間、製鎖~せいさ~の工程です。
ステップ03 製鎖~せいさ~
ドイツのメーカーを中心に最先端マシンを使って線になった貴金属をデザインに合わせて編むように加工していきます。肉眼では認識できない早さで1本の線を加工して繋げていきます。
こちらはカットボールのデザインを作る機械、一粒一粒カタチが作られていきます。こちらはカットボールのデザインを作る機械、一粒一粒カタチが作られていきます。上記の写真ではまだボールがつながった状態ですが、これを手でもみほぐすとしなやかなネックレスチェーンに変化していきます。
ステップ04 切削~せっさく~
コンピュータ制御により表面をきれいに磨き上げ重さと大きさの調節をします。特に正確な重さを必要とする喜平チェーンはドラム状の冷凍装置に巻きつけてカッティングを行います。冷却しないと摩擦熱で刃がすぐに傷んでしまい正確な磨きができなくなってしまうようです。磨き一つでもこのような大掛かりな冷凍ドラムが必要になるデザインもあります。
ステップ05 組立~くみたて~
機械では出来ないデザインや最後の組み立てを熟練の職人が行います。ネックレスチェーンは繊細なデザインが多いため、パーツの加工や組み立てはひとつひとつ丁寧に仕上げています。
ステップ06 品質~ひんしつ~
きれいに製鎖されているか、パーツにゆがみがないかなど、いくつもの検品をパスした製品は、最終チェックを経て工場から出荷されます。さらに当店で検品されお客様のお手元に届けられます。スターネックレスではご注文後に製造・組み立てられたネックレスチェーンを入荷していますので(一部の在庫商品を除く)ご注文から発送まで2週間ほどお時間を頂いております。
【貴金属分析機】分析機に金属を入れると数秒間で含まれる金属の素材を分析する事ができます。左のパソコンには金・銀・プラチナなどの含有率が数値とグラフに表示され、成分に間違いがないかチェックが行われています。【貴金属分析機】分析機に金属を入れると数秒間で含まれる金属の素材を分析する事ができます。左のパソコンには金・銀・プラチナなどの含有率が数値とグラフに表示され、ピックアップされたネックレスチェーンの成分に間違いがないかチェックが行われています。
以上がネックレスチェーンが完成するまでの一連の工程になります。チェーン1つが出来上がるまでにこれだけの多くの工程と人間が関わっています。スターネックレスでは今度ともより多くの皆様にネックレスチェーンの魅力を発信していきたいと思います。
- 2017.08.07
- 18:29
便利なスライドチェーン
スライドチェーンとは・・・
留め金具(エンドパーツ)をスライドすることによって、長さを自由に調節できる便利なチェーン。※各商品によってこの機能があるチェーンとないチェーンがあります。詳しくは商品ページをご確認下さい。
※ シリコン樹脂は数年経過するとで弾力が落ち、留める力がゆるくなる場合があります。
そのような場合でも修理することが出来ますのでお問い合わせください。
チェーンデザイン一覧
※デザイン名は通称ですので、同じデザインでも呼び方が違う場合もございます。
ベネチアン (別名:ボックスチェーン) 最も定番と言われていれチェーンのうちの一つ。ボックス状の貴金属を交互に組み合わせる事によって出来るチェーン。 |
■ | カットボール (別名:ティアスカット) 定番チェーンの一つである人気のカットボール。カットされた一つひとつの面が光り、チェーン全体がキラキラと光り輝くデザイン。 |
■ | ショート&ロング (別名:ミックスボール) カットボールと細長いカット面を持つパーツを組み合わせたチェーン。カットボールよりデザイン性が高いのが特徴。 |
アズキ 昔からの定番チェーン「小豆」とも呼ばれます。通常はブランドのペンダントチェーンにもよく採用されている人気のデザインチェーンです。 |
オーバルボール 楕円形のボールチェーンにカットして輝きを加えたチェーン。カットボールより少しボリューム感が出てくるので直接チェーンだけを身につけたい人にはおススメ。 |
ローラーシリンダー 円筒型に細かいカットを刻み込んだ人気デザインです。チェーンそのもののデザインや輝きを楽しめるタイプで、素肌にも黒系の服にも合わせやすい。 | ||
スリーファイブ キラキラと輝きを放つ新型のデザインチェーンです。Japan-Madeのオリジナルデザインになっています。 |
エルアール アズキチェーンにひねりを加えた新しいタイプの小豆チェーンです。ねじることでちょっとした立体感と動きが表現できています。 |
ティラ(別名:コンパクトチェーン) つなぎ合わせたチェーンと違い、手にすると滑らかでしなやかなのがわかります。とても上品に見えるのもこのチェーンの特徴です。 | ||
マール (別名:マヴェラス) ホーロー(中空)と言って貴金属の中に空間をつくるこで、ボリュームあるデザインが出来るのが特徴のチェーン。 |
カットポンパ (別名:マルベリー) ロープ状に綯われたチェーンにカットを入れて、きらりと輝くデザイン。イタリア素材を国内で加工・製造したチェーンです。 |
ターラント ターラントは立体的でボリュームあるデザインが人気のメンズチェーン。ひとつ1つのパーツがしっかり作られているので強度も兼ね備えています。 | ||
フラットスネーク Pecha取り扱い商品としては「ティラ」と同じタイプのチェーンになります。スネークチェーンと呼ばれることもあります。 |
パイプロープ ロープ状に綯われたチェーンにカットを入れて、きらりと輝くデザイン。イタリア素材を国内で加工・製造したチェーンです。 |
クオーレ ホーロータイプ(貴金属の中に空間をつくり少ない金属でボリューム感を出すための技術)のイタリアチェーン。 | ||
リバーシブルオメガ リバーシブルオメガは、それぞれ片面がゴールド、もう片面がホワイトゴールドの両面が使えるデザインになっています。 |
マルオメガ リバーシブルオメガが平面タイプに対して、こちらは丸線タイプのオメガチェーンです。とても上品な印象を与えてくれます。 |
クルット ボールとパイプ状のパーツを組み合わせたデザインチェーン。ペンダントトップを通しても、そのまま身につけても使いやすい。 | ||
Fケーブル ホーロータイプ(貴金属の中に空間をつくり少ない金属でボリューム感を出すための技術)のシンプルチェーンです。シンプルかつボリューム感あるデザインがメンズチェーンとして好評です。 |
貴金属の特徴
貴金属(プラチナ&ゴールド)の色合いについて・・・なぜ様々な色合いを表現できるのか (下記のイメージは色合いを表現したカラーイメージになります。)
※ 割金の配合比率は各社製造方法によって異なります
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